Cover 数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話 イラスト

おなじみ「数学ガールの秘密ノート」新刊のイラストを描きました。

数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話cover

数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話 (数学ガールの秘密ノートシリーズ)

結城浩著 
SBクリエイティブ刊 1650円

Amazon詳細

‘「何から何まで、わかりません!」「僕」と三人の少女が「学ぶこと」「教えること」の核心に迫る感動の数学トーク。’

今回登場するノナちゃんは、絵が好きで脳内が未知の世界…という少女。
数学が苦手で、「わからない」と思った途端パニックになってしまい、
「何がわからないのか」「どこに引っかかってるのか」、彼女自身ごちゃごちゃになってしまいます。

そんな時「僕」は彼女に、「先生のノナちゃんと生徒のノナちゃん」を作るようにアドバイスします。
自分は何がわからないのか?どこまでわからないのか?なぜ、わからなくなってしまったのか?

自分の中に作り上げた優しい先生とそんな対話を繰り返すことで、こんがらがっていた糸をひとつひとつほどいていく。

数学に限らず、心の中のさまざまな葛藤や他者とのやりとりなどなど……身近に起こる疑問を解消したい時、きっと活かせる本だと思います。

内容紹介

第1章「無限のキャンバス」では、数学が苦手な女の子「ノナちゃん」が登場し、高校生の「僕」との対話が始まります。

第2章「直線の限りを尽くして」では、座標平面上に描かれた直線を題材にして「数学を理解すること」を学びます。

第3章「暗記と理解」では、数学を学ぶときの「暗記」について、「僕」と後輩のテトラちゃんが対話をします。勉強は覚えることなんだろうか、覚えないですむことはないんだろうか。絶対に覚えなくてはいけないことはなんだろうか。数学をめぐって多様な対話がなされます。

第4章「何がわからないか、わかりません」では、数学がわからなくて途方にくれたときの気持ちが話題になります。何もかもわからない。何がわからないかもわからない。そんなどうしようもない気持ちになったとき、どうやって数学を学んだらいいのでしょうか。そのためのちょっとしたヒントと発想法が語られます。

第5章「教える・学ぶ・考える」では、数学という科目に留まらず、考えるということの意味について語られます。考える上で大事なこと、学校で、あるいは学校を越えて生涯学んでいくために大切なことを探っていきます。


目次
プロローグ
第1章「無限のキャンバス」
第2章「直線の限りを尽くして」
第3章「暗記と理解」
第4章「何がわからないか、わかりません」
第5章「教える・学ぶ・考える」
エピローグ

解答
もっと考えたいあなたのために

著者について

結城浩 1963年生まれ。
プログラミング言語、デザインパターン、暗号、数学などの分野で入門書を執筆。
代表作は『数学ガール』シリーズ。
J.S.バッハの「フーガの技法」が大好きな、プロテスタントのクリスチャン。
2014年度日本数学会出版賞受賞。