Inspiration キャンドルホルダー

ヨーロッパに移住してから7年目になります。
日常風景の中で出会ったインスピレーションの源がいろいろ出てきたので、記録もかねてときどきご紹介しようと思います。
こちらは真鍮のキャンドルホルダー。
ベルリンとパリの骨董市で、2017年頃買いました。だいたい10-20ユーロくらいだったかな。

アンティークの真鍮製品、とても好きです。絵本や童話の挿し絵でも、よく描いています。先月出版されたばかりのベートーベンの生誕200年記念のドイツの絵本 ‘Als Ludwig aus dem Rahmen Stieg’「ルードヴィッヒが額から飛び出す時」にも登場しています。

こちらのシーン。真鍮のキャンドル立て、見えますでしょうか。。小さいですね…笑

少年ルードヴィッヒ・ベートーベンと、失意のパパ。お母さんが亡くなって落ち込んだお父さんは、お酒におぼれてしまったのだそう。このあとは幼いルードヴィッヒがピアノを引いて家計を支えます。
偉い。。
たくさん枝のあるデザインで、私は持っていないんですが、ヨーロッパの家庭では現役で活躍しているところも多いようです。大きいテーブルでは映えそうですね。
ヨーロッパの人は、キャンドル好きな人が多いなーと思います。暗いのに慣れているのかな。

こちらの「こびとのくつや」にも、キャンドル&真鍮のキャンドルホルダーがしっかり登場しています。昨年出版された童話集「3歳のうたとおはなし」(講談社刊)の1シーンです。

こびとのうしろです 笑
ちなみに、うしろにある革靴の木型もいいですよね。
パリでも、ディスプレイされているのを時々見かけます。

こちらは、他の立体作品と一緒に私が2018年に制作したキャンドルホルダーです。陶器で制作して、アクリルガッシュとニス加工で着彩しました。素焼きですが、一回の高温焼成で強度を確保しています。
キャンドルの火のゆらゆらゆれる感じが、作品と相性いいんですよね。
ベルリンでお世話になっていた陶芸工房で焼いてもらいました。
オーナー、とってもいい人だったなあ。


ショップ LittleWhyNotでもご覧いただけます。
どれも一点物で、残念ながらすでに品切れなんですが。。
また陶芸再開次第、新作UPしたいなーと思っています。
キャンドルのお店いろいろ
真鍮のキャンドルホルダーは、私は土日に立つ骨董市で見つけました。骨董市のお話もそのうち…と思いますが、今回はではホルダーの方じゃなくて、キャンドルのキャンドルのお店をいくつかご紹介しますね!
Keltzenkeller
ベルリンで時々立ち寄っていたキャンドルのお店。ひっそりした、雰囲気のあるお店でした。ウエブサイトは全然情報ないですね〜。残念。
LIT LAB
こちらはサイトで見つけたお店。ベルリンに移住した台湾系のアメリカ人女性が主催しているようです。ベルリンにはアメリカから移住する若い人がとっても多いんですよね。
DIPTYQUE
アロマグッズといえば、やっぱりフランス。こちら有名なアロマキャンドルのブランド。パリでは、ボンマルシェやラ=ファイエットなどデパートでも買えます。香水もとっても良い香り揃い。

私がグッとくるのはデザインだな〜。
かわいいよう。このタイトル文字とか。読めませんよね 笑
このちょっと手描きっぽいフォントが、身悶えするほどかわいいっすね。。
ちなみにNarguileを調べたら、水煙管(キセル)って意味らしい。なぜキセル…。
タバコの匂いってことでしょうか。謎です。
誰か教えてください。
Maison Trudon
こちらもフランス。クラシックでちょっとゴシックな感じのキャンドルブランド。銅像みたいなキャンドルがあって面白いです。お値段は結構高め。ボンマルシェの他、オデオンあたりにブティックがあるようです。
ロンドンでは、老舗デパートのリバティーに素敵なキャンドルがいっぱいディスプレイされていた記憶があったので検索したら、ほぼフランス発のブランドでした。フランスの香りの文化はやっぱりすごいなあ。香りについての絵本も、いつか作ってみたいです。

ロンドンでとにかく素晴らしいのは、ディスプレイ。並べ方、見せ方のセンスがとにかくいいんです。。
個人のお宅もそうですが、英国人のインテリアのセンスってどこから来るんでしょうね。彼らに触発されて、ずいぶん私もインテリアに詳しくなりました。その話も、一度ぜひ。

Fornasettiもかわいいですね〜。この表情、たまらない。ロンドンもパリも、フォルナセッティ好きな人多い印象。ホテルなどでよく見かけます。
もとはイタリアのブランド。キャンドルが165ポンドって、めちゃくちゃ高いけど(汗)
他にもいい情報を見つけたら、また追加しますね。
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